2021年5月8日 日本は7年間、地球上から消えていた 筆者が以前勤めていた会社に台湾出身の若い女性がいた。あるとき私が知ったかぶりをして「台湾って35年間だったか、オランダ領だったんだよね」というと、彼女はコピー機の前で作業の手を止め、スッと私に向き直って「いいえ、38年間です」とピシャリと断言した。赤面のエピソードではあるが、じつは日本もわずか数十年前、約7年間にわたってこの地球上に主権国家としては存在していなかった。現代日本人は、彼女と同じような態度で外国人に説明できるだろうか。 カテゴリー 沈思黙考 Comments: 0
2021年4月29日 ツライ記憶は忘れてしまえばいいのか? 日本ではいま、本来ICU(集中治療室)に入るべき人が自宅に留め置かれている。メディアは「自宅(ホテル)療養」などという言葉を思慮なく使っているが、医師による往診や電話診療すらままならないのなら、明白な「放置」ではないのか。われわれ日本人は今回もまた、その犠牲が決定的なまでに悪化しない限り、起きている事の意味も理解できないのだろうか。そしてこの時代に学んだことをいつかまた忘れてしまうのだろうか。 カテゴリー 沈思黙考 Comments: 0
2021年4月15日 アピールチャンス考 ここでいう「アピールチャンス」とは、あくまでもgooブログ会員に向けた一つのソフトウェアサービス・機能のことだ。自分が書いたブログ記事を、おもに他のgooブログ会員へ宣伝することができ、より多くの人に読んでもらえたり「いいね」などの反応が得られたりしやすくなるというものだ。ほぼ自己満足の世界とも言えるけれど、他者からの反応・評価が得られれば単純にうれしい。今回はこの仕組みについてあれこれと考えてみる。 カテゴリー 沈思黙考 Comments: 0
2021年3月25日 「東京地裁」と「God」と「神明」 23日、元法相で衆院議員の河井克行被告(58)はそれまでの主張を一転、買収を認めた(議員辞職見込み)。3月3日の保釈後、親交のあるカトリック神父による「神の前で誠実であることが第一です...」という助言で決断したという。いっぽう妻の案里元議員の事件に関しては「...私と妻が共謀した事実は天地神明に誓って全くございません」と供述している。彼にとって、あるいは日本人にとって「神」や「誓い」とはいかなるものであろう。 カテゴリー 沈思黙考 Comments: 0
2021年3月22日 4月5日から(ほぼ)無料で始める「学び」 何かを勉強してみたい。でも難しいのはイヤだしどうせ続かないに決まっている。そもそも講座を申し込むような金もない。そんな50歳代の筆者はNHKの高校講座で楽しくのんびりと学んでいる。 カテゴリー 沈思黙考 Comments: 0
2021年3月10日 みずほ、システムに携わった端くれの愚考 2021年初旬、みずほ銀行はシステム障害が起きやすい銀行というイメージをさらに強固なものとした。個々の障害には技術的説明が付けられるだろうが、本質的な問題は人間組織として未だに「One」になれていないということではないか。巨大なコンピューターシステムの裏側には、常に泥臭い人間模様があるのだ。そしてこういったパターンは、種類や規模を超えて日本のいろんな大組織にあるような気がする。 カテゴリー 沈思黙考 Comments: 0
2021年2月26日 愛知と名古屋の屈辱、そして古き手続き 「ほーんなもんバイト雇って書かせりゃぁ、ええんだわぁ」と発言した人物がいたはずである。知事リコールの署名簿に自分の名前が無断使用されていると届け出る人が次々と現れ、さらには亡くなっている人の署名まで大量に出てきた。日本は、選挙や署名のICT化を真剣に検討すべき時期に来ている。 カテゴリー 沈思黙考 Comments: 0
2021年2月17日 オリンピックのあとに残るもの 五輪組織委は新しい会長を選任するようだが、辞任した人物も周辺の人たちも結局なにも学習できなかったようだ。大会実施の有無にかかわらず東京五輪はさらなる問題を発生させながら、国家的失敗プロジェクトとして五輪史と日本史に汚点を残しそうな気さえしてきた。しかしその混乱をも踏まえて我々は、今後の日本をどうしたいのかを自分の頭で考え、出来ることをやらねばならない。 カテゴリー 沈思黙考 Comments: 0
2021年2月11日 五輪組織委はドラッカーが見た「職員会議」か また思い出したように問題発言をして騒がれ、その職を辞する人物がいる。しばらくぶりに出た発作のようにも思えるけれど、たとえ彼がその職を辞したとしてもこの種の問題は必ず今後もどこかで起きるはずだ。なぜなら彼のような人物を支える一群の人々がこの国に厳然と存在しているからだ。 カテゴリー 沈思黙考 Comments: 0
2021年2月6日 どの世代にも負けないCAになれ! JALやANAをはじめ客室乗務員たちの多くが、コロナ禍によって別の企業・業種で働かざるを得なくなっている。また幼いころから努力してきた若者たちも、就職試験にチャレンジすることさえかなわずに苦しんでいる。しかしこの先しばらくの期間に体験することはすべて、未来の自分を輝かせるための貴重な土壌になる。今回はCAや、CAを目指している人たちにエールを送りたい。 カテゴリー 沈思黙考 Comments: 0