gooブログ終了を受けて、その3

「gooブログ終了を受けて、その1」ではブログの引越し、すなわちブログサービス提供業者の乗り換えについて、概念的な解説をした。そして「その2」では、不安になっていると思われる超初心者の方むけとして、緊急寄稿的に参考情報を書いた。今回の「その3」では、WordPressがインストールされた月額のレンタルサーバーを借り、そこへブログを移転させることについて、知っておくべきことを解説していく。ある程度わかっている人にとっては「じれったい」かと思うが、ゆっくり進めていきたいのでご理解いただきたい。

gooブログ終了を受けて、その2

gooブログが今秋、サービスを終了するということを知って、混乱している方が少なくないようだ。今回の「その2」では、「大変なことになったと感じるけれど、何がどう大変なのかもよくわからない」といった方々むけの参考情報を書いてみたい。なお筆者は、前回の「gooブログ終了を受けて、その1」の最後で、gooブログが推奨する移転先ではなく、また他のブログサービス業者でもなく、自分で月額のサーバーを借りて、そこへ移転する方法について書くことを予告した。これについては事前調査・検証作業中なので、しばらく時間を頂きたい。

gooブログ終了を受けて、その1

一昨年ごろからなんとなく感じていたことが、ついに現実のものとなった。私たち(gooブログ会員)が、自ら感じたことや考えたことについて表明・表現する場であったブログサービス「gooブログ」の終了である。本稿では、ブログの引っ越しに関する初心者向け解説をしながら、筆者の私的な感想、そして今後の「もくろみ」などを述べていく。

遠くにある大阪万博

夜勤明けの土曜日、数時間ウトウトしたあとテレビをつけてみると、大阪万博の開会式の様子を中継している。ちょうど実力派音楽デュオが歌っているところだ。
天皇陛下や内閣総理大臣をはじめ重要人物が集い、おそらくかなりの練習を積んできたのであろう若者や子どもたちによる、質のいいパフォーマンスやビデオ・コンテンツが披露されている。しかし筆者は、見れば見るほど虚しさを感じてしまうのだった。あいさつに立った開催地の知事の表情も、「思い描いていたのとはずいぶん違ってんだけど…」といった気持ちが滲(にじ)んでいるようにさえ見えた。

オウム・統一教会、日本に欠落しているもの

旧・オウム真理教が関わった一連の重大事件とその周辺を考えるにあたり、いまだに忘れられている問題、あるいは意図的に避けられている問題があることに気づく。それは、「社会の中で正常に機能している宗教と、宗教を騙(かた)った単なる殺人・テロ集団との違いが説明されていない」ということだ。われわれ日本人がここを真剣にとらえなおす努力をしないのであれば、今後もまた似たような事が起きる可能性がある。

それはフジテレビだけなのか

かつて女性アナウンサー25歳定年制を採っていたフジテレビ。1月27日の夕刻から深夜にかけての視聴率推移は、どのようなものであったろう。ある男性タレントにかかわる疑惑についての記者会見である。結果として10時間を超えた会見は同局で生中継された。この事案そのものをあれこれ論じる気はないが、「ジャニーズ事件」を象徴的な例として、華やかな世界の裏側にあるものが、今年はさらに明らかになっていくのではないかという気がしている。また「SNS時代の記者会見」とでもいう現象を目にして、記者会見というものの意味についても考えさせられた。