2021年7月6日
感染拡大、土石流、それでも祝祭オリンピック
7月6日、オリンピック日本選手団の壮行会・結団式が行われ力強い宣言が行われた。聖火リレーも着々と進む中、小旗を振る市民が並ぶ。勇ましく、華々しく、世界平和を目指す人道に基づく意義あるオリンピック。こんな様子を目にして筆者は、七十数年前の特攻隊の結団式、出征兵士を送る市井(しせい)の人々をイメージしてしまう。出来ることなら今からでも五輪は中止・再延期して、すべてのリソースを熱海へ注いでほしい。冷たい土砂・ガレキに埋もれたまま人間らしく食うことも排泄もままならない人たちを横目に、お祭り騒ぎをする気にはなれない。