2021年7月30日 令和の敗戦 政府関係者の「もの言い」が、いよいよ昭和の敗戦前夜のようになってきた。私たちは今後も冷静かつ強い問題意識をもって見ておく必要がある。そして感染症の本当の怖さは、感染者の苦しみ方や亡くなり方もさることながら、社会システムの崩壊と、人々にとっての世界観の崩壊なのだということを認識しておかなければならない。 カテゴリー 沈思黙考 Comments: 0
2021年7月22日 Welcome Suica を利用する Welcome Suica(ウェルカム・スイカ)とは、来日外国人向けの交通系ICカードである。来日外国人が利用することを想定したものなので通常のSuicaとは異なる。しかし日本人には売らないとか、使ってはダメというわけではないので、たとえば「地方から家族や親戚がやってくる」など目的が合えばじゅうぶん利用価値はある。今回はWelcome Suicaを筆者流に紹介する。 カテゴリー ぶらり Comments: 0
2021年7月17日 権力のチラ見せ 西村経済再生担当大臣が、酒を扱う飲食店に対する方針撤回に絡んで謝罪を行った。この件で野党はもちろん与党内からも強い反発があったわけだが、じつはすべてが想定されたシナリオではなかったかと考えている。それはつまり「国家権力のチラ見せ」戦略である。またこれが単なる妄想なのだすれば、行政統治者たちはいま、手詰まりによる焦りからその権力を「アンダー・コントロール(制御下・支配下)」にできなくなっていることになる。 カテゴリー 沈思黙考 Comments: 0
2021年7月14日 あなたは「ふん派」?それとも「ぷん派」? 時間を言い表すときの「1分、2分」。これをなんと発音するだろうか。あるいはこの文字を目にしてアナタの脳内ではどんな「サウンド感」を覚えただろうか。筆者は「ippun、nihun」である。では「4分」はどうだろう。「yonpun」だろうか。それとも「yonhun」だろうか。 カテゴリー 沈思黙考 Comments: 4
2021年7月6日 感染拡大、土石流、それでも祝祭オリンピック 7月6日、オリンピック日本選手団の壮行会・結団式が行われ力強い宣言が行われた。聖火リレーも着々と進む中、小旗を振る市民が並ぶ。勇ましく、華々しく、世界平和を目指す人道に基づく意義あるオリンピック。こんな様子を目にして筆者は、七十数年前の特攻隊の結団式、出征兵士を送る市井(しせい)の人々をイメージしてしまう。出来ることなら今からでも五輪は中止・再延期して、すべてのリソースを熱海へ注いでほしい。冷たい土砂・ガレキに埋もれたまま人間らしく食うことも排泄もままならない人たちを横目に、お祭り騒ぎをする気にはなれない。 カテゴリー 沈思黙考 Comments: 0
2021年6月24日 東京ウイルス市場 6月22日夕刻過ぎ、東京五輪の開催都市であり主催者でもある東京都のトップが、過労と思われる理由で一週間政務を離れると発表した。激務が続いていたことは推測できるが、なにが主催都市のリーダーをここまで追い詰めたのかも気になる。もう一つ、筆者が皮肉を込めて表現していたKYOKO2020(強行2020)によって、日本がウイルス市場の役割を果たし、パンデミックを再加速させてしまう可能性も気になる。その際、日本から引き揚げて帰国しようとする選手や関係者を各国が一時的に拒否するような事態となれば、病原体や患者は日本国内に封じ込められることになる。 カテゴリー 沈思黙考 Comments: 0
2021年6月14日 ウイルスと宗教 昨今はウイルス、ワクチン、免疫などというものについて、素人でも少しは勉強せざるを得ないような状況になってきている。そんな中で気づくことは、科学と宗教が必ずしも対立する概念ではないと言うことだ。また、科学に似非(えせ)科学があるように、宗教にも首をかしげたくなるものが存在することに共通点も感じる。今回はコロナ禍を機に誰もが多少なりとも考え始めている「人間とは何か」といったようなことを、あれこれと考えてみる。 カテゴリー 沈思黙考 Comments: 0
2021年6月1日 そして悲しき国民A ほぼ1年半が経過し、少なくとも2021年中は続きそうなコロナ禍。そのコロナ禍に関連した、気持ちが「ほっこり」とさせられるニュースやちょっとした美談などに、つかの間の癒しを感じることがある。しかし知らず知らずのうちに、ある方向へ持っていかれているかもしれないという感覚も、頭の隅には置いておきたい。 カテゴリー 沈思黙考 Comments: 0
2021年5月24日 東京五輪は「令和のインパール作戦」 たとえ緊急事態宣言下であっても東京五輪は実施する、とIOCコーツ調整委員長が断言した。IOCの腹の底に「刈り取り」が済んだ後で極東の有色島民がどうなろうと知ったことではない、という感覚が潜んでいるのかどうかはわからないが、少なくとも日本の政府も経済界も「強行2020五輪」を表明している。「ほら、やっぱり日本人って歴史から学習できないヤツらなんだよ」という声が国外から聞こえてきそうだ。 カテゴリー 沈思黙考 Comments: 0
2021年5月19日 デジタル終活のススメ 「終活」という言葉はすでに市民権を得ていると思うが、故人が使っていたIDやパスワードをはじめ、各種契約や預貯金の実態さえつかめず、残された家族などが大変困るといったことが話題にのぼっている。今回はデジタル終活について考えるとともに、筆者自身の方法をご紹介する。 カテゴリー 情報・通信システム Comments: 0