投稿者: 花馬 米

1965年生まれ。 2000年前後に、広告やスポンサーの支援を一切受けないハワイ情報サイト「ハワイ、ガイドブックに載らない情報」で多くの支持を集める。

不自然にきれいなお姉さんは、好きですか。

むかし、ある家電メーカーの広告で使われていたキャッチコピーをご記憶の方も多いだろう。平成の半ばぐらいからだろうか、「きれい」の実態はあくまでも見る人と見られる人の間の「中間存在」を前提としている場合が多くなってきているようだ。この意味でのきれいは「いっとき物語」としては華々しく存立するのだけれども、これが中間存在のない状況に置かれたとき、途端に滑稽なものとして浮かび上がってくる。

タクシーのウラ側から

タクシーをかしこく、そして気持ちよく利用するための知識をウラ側、すなわち業界側からの視点・立場で解説する。数十人の現役タクシー乗務員からの聞き取り調査と、企業・関係団体の公開情報、そして自家用車は一度も持ったことがない「レンタカー&タクシー主義」の筆者が、客として利用しながら得た体験をもとにしている。
なお本稿では、基本的に東京事業区域(23の特別区と武蔵野市、三鷹市の範囲、正確には「特別区・武三交通圏」)のタクシーを想定している。

「https」なら安心か

インターネット通販などを利用するとき、暗号化通信が行われているかどうかを確認する人は多いだろう。しかし、暗号化通信が行われているということと、その業者(通信先)が信頼できるかどうかということは、まったく別の問題である。すなわち暗号化通信を行う悪質業者は存在しうるのだ。今回は一般の方にもわかりやすく、そのしくみを解説していく。

ドキュメント・スキャンという世界

本稿は「紙書籍か、電子書籍か」の続編である。紙書籍の生活スタイルから電子書籍のそれへと変化させていくには、すでに一定量ある紙書籍の電子化という知識もあわせ持っておくと良いと思う。今回はドキュメント・スキャンという世界にスポットを当て、やや専門的に掘り下げていく。ちょっとだけ気合いを入れて読んでいただければと思う。

紙書籍か、電子書籍か

筆者は紙書籍派である。しかし今年2021年、急速に電子書籍派に軸足を置き始めている。それは同居していた母を亡くしたことと、やや大げさかもしれないがそれによって死生観が変わったことによる。今回は筆者の個人的な考え方を紹介させていただきながら、紙から電子への生活スタイル移行について述べてみたい。

感動にかすむ問題意識

オリンピックに続いてパラリンピックが閉幕した。どちらにも感動を呼ぶ多くのシーンがあった。選手はもちろん数多くの支援者、関係者のひたむきな努力があった。感動に震えた人、涙した人も多いはずだ。しかしその感動によって現状に対する問題意識が萎えてしまっているとすれば、それは操られやすいタイプといえるかもしれない。

「復興世代」の思い込み

報道番組内のスポーツコーナーにおいて不適切な発言があったとして、元プロ野球選手で野球評論家の人物が謝罪した。しかしこの人物に限らず似たような事例がずっと以前から続いている。いわゆる「団塊(の)世代」とその少し前の世代の一部には、おそらく本人たちが「人生の確信」として信じて疑わない「激しい思い込み」が存在している気がしてならない。と同時にそこには、それなりの事情があるのではないかとも考えている。

惑わされない思考力

筆者の投稿も含めて「皆さん、こうしましょう。なぜなら〇〇だから」というパターンの主張が一定の理解や賛同を集めることがある。しかし時にはトリックや誘導が仕込まれていたり、奇妙な信念に基づいて都合のいい事実だけを集め、さらに都合よく練り上げた主張だったりする場合もあるようだ。特に健康にかかわること、今なら新型コロナウイルスについての「皆さん、こうですよ」には注意しておきたい。

感染症、本当の恐ろしさ

「怖さを知らないことが最も怖い」などと言うが、今まさにそのような状況ではないだろうか。コロナ感染であるないに関わらず、本来入院すべき人が入院出来ない状態の継続・拡大、自宅療養や入院調整という名の病者放置。政府は以前から現状を過小評価することに必死のようだ。専門家といわれる各医療者組織の上層に位置する人たちも、いまひとつ強く発言できていないもどかしさも感じる。この先、悲観的に準備しておいた者だけがマシな未来を迎えられるのだとすれば、今後の不都合なイメージを考えておくこともムダではないだろう。